不動産投資で融資を行う香川銀行の特徴について

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香川銀行の収益不動産へのローンについての情報です。
※各人の属性、支店、時期によって異なりますので、提供している情報を保証していませんので、ご自身で確認してください。

 

香川銀行でのアパートローンは、オーダーメイド型のプロパーローンとパッケージ商品となっているアパートローン(住活ローン)があります。今回は、パッケージ商品のアパートローンを解説します。

 

 

香川銀行というと、四国にある銀行で関東ではなじみが薄いし、利用したことがある人は出身者以外ほとんどいない銀行といえます。ところが、香川銀行は、四国の地銀という枠を超えて、都心部に積極的に仕掛けています。四国のマーケットのみでは利益が上がらず、都心部に活路を見出している銀行といえます。

 

 

そのため、東京、大阪に積極的に支店を開設しています。地方の地銀では、東京支店を置くことはありますが、香川銀行では、東京支店、深川支店、新宿支店の3店も存在します。

 

 

不動産投資を進める上では、使いやすい銀行ではありますが、デメリットもありますので、慎重に融資をお願いしてみるとよいでしょう。

 

 

 

エリア
エリアは四国の地銀としては広いです。四国や近接している岡山や広島は範囲ですが、関東圏、大阪圏を積極的に融資する銀行となっています。居住地と融資エリアが合致しないといけませんが、東京在住であれば、深川支店、新宿支店で可能です。関東では、一都三県で支店から1時間以内が目安となります。

 

 

 

属性
香川銀行が狙っているのは、上場系のサラリーマンで信用の高い方が基本となります。とはいえ、年収は300万円以上〜と資料上は表記されており、ハードルは低めとなっています。年収の6倍程度が目安となります。

 

 

 

融資期間・融資額・保証料
・融資期間は、最大35年となっています。RCは、法定耐用年数の47年よりも長くみてくれるため、比較的融資年数が長く取れますが、区分マンション向けが多いです。

 

・融資額は、1億円以内
 1億円以内に限定しているため、大型物件には向きません。

 

・保証料(高い!)
 四国総合信用保証会社が入ります。保証会社が入るため、保証料が掛かります。この保証料が高額となっており、融資期間と融資年数によって、保証料は異なりますが、1億円近い融資では、保証料は数百万円になります。
 この保証料が高いことがかなりのデメリットであり、香川銀行をお勧めしきれないところです。

 

 

評価方法
香川銀行の評価方法は、積算評価を重視します。掛け目も入るので、土地値が出る物件や建物の積算の大きい物件に融資が出やすい傾向です。築古であっても、融資期間が長く取れるため、築古高利回り系に利用するのが一つの考え方です。
※当方は、区分マンション投資をお勧めしてはいませんので詳細は確認できていませんが、区分マンションへの融資が出やすいことから、評価が伸びやすいと考えられます。

 

但し、評価額から掛け目も入ることから、自己資金を2割〜3割程度求められることが多く、評価は厳しめであると言えます。

 

 

法人融資
法人融資は不可となっています。個人のみです。

 

 

金利
金利は、2%〜です。保証料が別途掛かりますが、保証料を金利に上乗せすると、3%を超えてきます。

 

 

まとめ
・サラリーマン向け
・築古系にも長期の融資期間で融資が可能
・融資の上限は1億円
保証料が高額となるので注意が必要

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