不動産投資で融資を行うオリックス銀行の特徴について

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オリックス銀行の収益不動産へのローンについての情報です。

 

現在、初心者(特にサラリーマン)が1棟目取得する際に、最も使いやすい銀行となっています。

 

 

エリア
広いエリアをカバーしています。ただし、各エリアでも都心に近い物件や駅から近い物件が対象となっています。例えば、埼玉が対象でも、熊谷より奥はダメであったり、都心から離れた駅の徒歩20分以上であったりする物件はエリア対象外となることがよくあります。

 

・関東:東京、埼玉、神奈川、千葉 ※但し都心に近いエリアのみ
・近畿:大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良 ※但し都心に近いエリアのみ
・愛知県:名古屋市
・福岡県:福岡市

 

 

 

評価方法
オリックス銀行の評価方法は、積算評価も重視しますが、収益還元評価も考慮して評価します。新築木造は、積算評価が欠けていても、評価が出やすい銀行です。フルローンも可能ですが、頭金を5%〜20%くらいまでの間で求められることが多いです。

 

融資額は、年収の10倍程度が目安となっており、他の収益不動産の残債があると、その分は差し引かれてしまうため、どうしても、オリックス銀行で融資を受けるなら、1棟目に利用するとよいでしょう。

 

 

特徴@:新築木造アパートが好き
 一般的な地銀では、積算評価の高いRC物件が好きな傾向がありますが、オリックス銀行では、築年数の経過し、メンテナンスコストの高いRCよりも、新築の木造アパートに積極的に融資する銀行です。積算が大幅に欠けていても、新築木造アパートであれば、融資が伸びやすい傾向です。

 

 

特徴A:1億円以下の物件の融資スピードは比較的早い
 オリックスでは、1億円とそれ以上の融資額で大きく異なります。1億円以上の融資となると融資審査のハードルは一気に高くなりますが、1億円以下であれば、必要書類が揃い、属性が良い人でられば、融資内定まで1週間程度と早く内定がでますので他の銀行より有利に進めることができます。
 また、1億円以上の融資となると、頭金なども相当程度求められてきますので、利用するなら1億円以下の物件が良いでしょう。

 

 

特徴B:融資期間を長く取れる
 通常は、法定耐用年数から経過年数を引いた年数が、融資年数の上限になりますが、オリックス銀行の耐用年数は長めに設定されています。木造は40年から経過年数を引いてくれ、最長35年までの融資が可能です。RCは55年から経過年数を引いてくれます(最長35年)ので、築年数がある程度経過していても融資期間が長く取れるメリットがあります。

 

 

法人融資
オリックス銀行は、資産管理法人への融資が可能となりました。数年前までは個人にしか融資していませんでしたが、大きく変貌しつつあります。ただし、融資を依頼する際には、法人を設立していないと審査に進めません。他の銀行ですと、融資が内定してから、法人を設立できる銀行もありますが、オリックスでは先に法人設立が必要になります。

 

 

金利
金利は、2〜3%前後です。ただし、エリアや交渉によって金利は変動します。クライアントの中には、2%の人もいますし、2.2%の人もいます。一番多いのは、2.5%付近の方です。

 

 

属性
上場企業のサラリーマンや士業(医者、弁護士、司法書士、税理士等)のような社会的に地位の高い方が対象です。年収では700万円以上となります。その反面、自営業や経営者などは、取り組みが難しい銀行となります。

 

 

※さらに細かい情報が知りたい方は、当方の個別相談開催時に聞いてください。

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