不動産投資で融資を行うスルガ銀行の特徴について

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スルガ銀行の収益不動産へのローンについての情報です。

 

 

エリア
エリアはほぼ全国です。北海道、東北、北陸、愛知、大阪、広島、福岡など、全国に融資する銀行です。スルガ銀行は、静岡県の沼津市に本店がある地銀なので、通常の地銀であれば、静岡県と近隣の県である神奈川県、愛知県と東京都までは、融資してもおかしくはありませんが、北海道、東北、北陸、福岡等に支店を展開し、地銀としては通常有り得ないエリアにまで融資をしています。

 

 

そのため、地銀ではあるにも関わらず、りそな銀行よりも融資対象エリアは広いといえます。つまり都銀と同じようなエリアで融資できる稀有な銀行です。資金が5千万円以上の富裕層向け(サラリーマン含む)や士業の方に不動産融資が積極的な銀行です。

 

 

評価方法
スルガ銀行の評価方法は、基本的な考え方はオーソドックスで積算評価と収益還元評価の両方を使って評価します。但し、この評価方法が、他の都銀や地銀と比べると高い評価金額を出してくれるところがポイントです。
ただし、フルローンは難しく、頭金が求められますが、1割以内程度の提案が多いこともあり、使いやすい銀行となっています。

 

 

特徴@:評価額が高めである
 積算金額の建物の評価額は、RCで20万/u程度以下を設定する銀行が多い中、スルガ銀行ではこれを大きく超える単価になっています。また、積算評価に銀行のリスク軽減のため、担保に掛目を入れて融資額を減らすのですが、スルガ銀行では掛目を入れませんので、評価額がそのまま融資額になりやすい傾向です。

 

 

特徴A:融資スピードは比較的早い
 必要書類が揃っていると、融資内定まで1週間程度で行いますので比較的早く内定がでますので他の銀行より有利に進めることができます。

 

 

売主からすると、融資の内定が出ていない人と契約は結びたくないので、融資が内定した人を優先することは良くあります。そのため、スルガ銀行で内定をもらえれば、良い物件を獲得することが可能になるからです。

 

 

特徴B:融資期間を長く取れる
 通常は、法定耐用年数から経過年数を引いた年数が、融資年数の上限になります。重量鉄骨造は法定耐用年数が34年で築20年経過していると、通常は34年―24年=10年が融資期間となります。しかしスルガ銀行では、この融資期間を延ばすことができます。

 

重量鉄骨造であれば、築20年経過していても、信用毀損の部分はありながらも融資期間を25年や30年まで伸ばしてくれることがよくあります。このため、スルガ銀行は金利がとても高いのですが、返済額を少なくすることがでます。したがって、投資初心者がはじめて使うのに、とても使いやすい銀行となっています。

 

 

法人融資
スルガ銀行のアパートローンは個人向けではあるものの、資産管理法人への融資が可能となりました。数年前までは個人にしか融資していませんでしたが、大きく変貌しつつあります。

 

 

金利
金利は、2〜3%前後です。以前の4.5%からすれば、普通の地銀レベルの金利となっています。特に大都市圏の中心部に近ければ、金利が2%を切ることもありますので、以前から比べると非常に優れた金利体系になっています。

 

 

属性
現在は、金融資産が5千万円以上などの準富裕層向けを対象としています。士業の方であれば、金融資産が5千万円までなくても融資を受けている人もいますので、属性が非常に高い人であれば、可能性があります。
以前は、年収800万円前後のサラリーマンから可能でしたが、現在この水準の方は難しい状況です。

 

 

※さらに細かい情報が知りたい方は、当方の個別相談開催時に聞いてください。

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