物件情報をもらうには、買えることをアピールせよ
物件情報がなかなか来ないと嘆いている方をたくさん見てきましたが、物件情報がくるかこないかは、買える人をアピールするかどうかです。
普通のビジネスを思い起してください。お金のない会社にわざわざ行きませんよね。以前勤めていた会社では、優先的に営業する顧客を決めていました。業界でトップ3に入る会社を重点的に狙うのです。
なぜかというと、その会社にはお金があり、投資余力があるからです。
不動産投資も同じです。「お金のある人と付き合いたい」、これがビジネスを動かしている本質です。
不動産会社からすると、投資用不動産に興味がある人はたくさんいます。そうすると、何もしなくてもお客候補は来るわけで、わざわざ面倒な初心者に売る必要もないし、長年付き合いのあるクライアントに流すのが基本です。取引実績があれば、購入できる力があることがわかっているからです。
投資家一人一人も取引先としてランク付けされているイメージです。このため、投資用物件を扱う担当者に、ただの冷やかしのお客さんと思われると、なかなか付き合ってもらえません。不動産の営業員に本当に物件を購入する意志があり、物件を購入する資産背景があり、売買手数料を払ってくれる人こそが、よいお客さんになれるわけです。
とにかく購入については真剣に取り組んでいることをアピールしておくべきでしょう。
そして肝心なのは、はったりで構わないので具体的な資産背景を伝えることです。また、賃貸経営をしたことがありそうな雰囲気を醸し出しながら、要望をはっきり伝えておくようことです。
不動産会社は「買いたい客」には物件を紹介しません。「買える人」に最優先で物件を紹介します。
したがって親しくなったからといって物件を紹介してくれる、なんていうこともありません。紹介してもまったく買えない人であれば、彼らの労力分が単なるコストになってしまいます。川上の物件は、ローン特約なしで契約できるような人に流れていきます。資産背景があって買える人でも判断が遅い人、契約までにごちゃごちゃ業界で当たり前のことに対して文句を言う人には、回ってこなくなります。クレーマーの会社とはみなさんも付き合わないのと同じです。
つまり良い物件が回ってくる人の特徴は、
- 物件が買えることを資産背景をもとにアピールできる:現金が1000万あって、既に銀行に融資可能性について聞いてあって・・・・というような感じです。
- 具体的なほしい物件のイメージを伝えることができること:RCなのか木造なのか、金額帯等
- ありえない条件を提示しないこと:都心で築浅で利回り15%のRCが欲しいといってもそんな物件があるわけがない
- 業界の常識についてある程度理解できていること:人気のあるRC物件は、1日で投資判断しないといけません。詳細に何でも確認してからでは、遅れを取るのと、業界の常識を知らない投資家に売りたくないものです。後でトラブルになることを恐れるからです
まとめ
ハッタリでも良いので、資産背景が十分にあり、銀行から良い物件であれば融資が受けられるということをアピールすること。業界用語や業界用語を言われたら、適当にあいづちをうちセミプロのような雰囲気を醸し出し面倒な客だと思われないことです。ここまでいけば、無理の条件を提示しなければ物件資料が自動的に送られてくるようになります。
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