空き店舗、空き地、空き倉庫の有効活用にトランクルーム

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トランクルームビジネスのデメリット

トランクルームビジネス(室内型)もいいことばかりではなく、いくつかのデメリットがあります。ここが乗り越えられれなければトライしない方がいいでしょう。

 

@1室あたりの賃料が低く煩雑
 面積の大きいトランクルームであれば、2万、3万と取れるケースもありますが、消費者が求めている価格は1万以内であり、大きいトランクルームの需要より手ごろなサイズのトランクルームの方が人気が高い。

 

 そのため、小さい面積のトランクルームを数多く設置することになり、1つ決まっても5000円というようなケースがあり、少額で多数の室数のため、管理室数が多くなってしまいます。

 

 管理室数が多くなれば、誰がいくらで借りているか、いつ退去するかなどの情報管理、家賃回収、滞納処理がとても煩雑になります。利回りが高いビジネスとはいえ、少額のため、管理室数を増やさないと収入が増えないため、管理が煩雑さはセットになります。

 

A集客の難しさ
 バイク駐車場ほどではないですが、トランクルームでは、どのように集客していくかが難しいポイントになります。収納できるトランクルームを検索しようと思っても、大手の不動産ポータルサイトではまったく検索できません。HomesやSuumoを参考までにみて頂ければ理解できるでしょう。

 

 そうなると、どのように集客するかというと、基本はトランルーム専用の検索サイトに掲載するか、自社ホームページを持つ必要があります。

 

 この集客作業について、誰かがやってくれるわけではなく、自分でトランクルーム事業を始める際には、自力で専門サイトに載せてもらったり、ホームページを作成しないといけません。ホームページを作成する場合は、かなりの専門的な知識が必要になりますので、そこで止まってしまうケースがあります。

 

 基本は、トランクルームを賃貸経営オーナーがどのように運営しているかのノウハウは別途習得が必要になります。HP作成業者に頼むこともできますが、30万〜40万程度の費用はかかります。

 

 また、地域密着ビジネスでは、チラシ集客や看板集客も有効ですが、チラシや看板で集客するノウハウが必要になります。

 

B満室になるまで時間がかかる
 トランクルームビジネスは、市場への浸透率が低いため、トランクルームを設置しても、認知されるまでは借りるという行動までなかなか至りません。

 

 そのため、開業からチラシやHPで募集を開始しても認知してから契約、満室までには1年くらいはかかると考えてください。

 

 不動産会社で募集ができればいいのですが、トランクルーム募集のノウハウを不動産会社もほとんど持っていません。貸コンテナを保有している事業者でさえ、自社でHPをもたず、現地の看板だけで集客しているケースもあります。貸コンテナの場合は、ロードサイドでも目立つように設置しているので、そこに置いてあるだけで認知されていくのですが、室内型のトランクルームは目立たないので、工夫が必要になります。

 

C仕入れがとても難しい
 高級バイク駐車場と同様であるが、賃料単価の安いところで始めないと収支があいません。どのように探してトランクルームを始めるかが最初の段階でとてもハードルが高いビジネスとなっています。

 

 一番簡単なのは、自分が保有している不動産の空きテナントや遊休地で始めるのが仕入れがなく、リスクも低い開業の仕方となります

 

まとめ
トランクルームは、仕入れが難しく、運営の煩雑さがあるビジネスですが、どのビジネスでも少々のハードルはあるものです。賃貸経営でも楽に仕入れができる人はほとんどいないでしょう。人気のある物件を人より早く紹介してもらい、融資付けをして1番手を取ることもハードルとしてはとても高いものと思います。

 

トランクルームは、一度満室になってしまえば、運営が非常に楽なため、知識を身に着けてからトライされると良いでしょう。

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