遺品整理の資格について

大家の味方:不動産投資・空室対策・リフォーム・火災保険・法人保険・バイク駐車場・トランクルーム・節税

専門業者の選び方:資格を保有しているか

たいていの場合、部屋で亡くなられている方の遺品が膨大にあり、リフォームや特殊清掃の前に、遺品を整理しなければなりません。

 

遺品は勝手には捨てられない!

 

つまり、遺品は、遺族のものとなるため、部屋で亡くなって汚れているからといって、勝手に大家が遺品を捨てることなどできません。勝手に捨てたりしたら、遺族から、損害賠償請求を受けることになりますので、きちんとした手順で遺品を整理する必要があります。

 

遺族に連絡し、速やかに遺品の整理をお願いする。賃貸物件にお住まいで亡くなられているケースは、ほとんどの場合、遺族の方でも遺品を見ずに、すべて処分してくださいと言われることが多くなっています。自宅ではないので価値が高い物は少ない傾向にはあります。

 

業者を選ぶポイント

  • 各市町村ごとの一般廃棄物処理の資格を保有していること:遺品整理では、廃棄処分費用が高額になるケースがあり、悪徳な業者ですと一般廃棄物処理の資格を保有せず山林などに不法投棄をする場合があります。引っ越し業者は全国に一般廃棄物処理ができるので、引っ越し業者と提携している業者であれば安心です。不法投棄されると廃棄物を出したところに責任が追及されます。そうなると大家へも責任の一旦として負担が発生することがあります。廃棄物の処分先や内容などを明記した資料をきちんと提出できる業者を選びましょう

 

  • 遺品整理士の資格を保有していること:廃棄物処理をせず不法投棄したり、貴重品を盗んだり、不当な高額請求をする業者が後を絶たない業界です。参入障壁がないので、便利屋などがどんどん参入してきており、中には悪質な業者が増えてきています。遺品整理士を保有していることは、遺品整理の取り扱い手順や遺品整理に関わる法規制等の知識を、正しく身に付けていることになります。国家資格ではなく民間資格のため万能ではありませんが、遺品整理士の資格を持っていると少しは安心できると思います

 

  • 貴金属や使えるものがある場合のみ:きちんと貴金属や使える家電などが多ければ、きちんと査定できる業者を選び、遺族の方へ説明できるようにした方がいいでしょう。但し、賃貸の場合は、遺族の方が遺品をすべて放棄する場合と遺族が先に来て貴金属などのみ引き揚げてしまう場合が多いと聞いています

まとめ:賃貸経営オーナーとして、リスクを考えると、最低限として一般廃棄物の資格は必ずもつ業者にすべきです。遺品整理士の資格は、持っているとベターです。それ以外の査定できる力や遺族とのトラブルをまとめる力は正直、使ってみないとわかりません。貴金属などの使えるものがあるケースは、査定できる業者を選び、遺族へ査定金額を戻してあげるもしくは引き取ってもらうなどの対応をすればいいでしょう。

無料メルマガ登録:大家の味方

メルマガ登録ページへ